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「webから無断使用」 会社員1割弱

大学生が提出する論文の「コピペ問題」が注目されているのはご存じのとおり。もしや、ビジネスマンが作成する文書でも、同じような問題がおきていたりして…。果たして、社会人のモラルはいかに? そこで「ネットやSNSに掲載された他者の画像や資料を使って、仕事の資料を作ったことがあるかどうか」について、20~30代の社会人男性200人に調査してみた。(協力/アイ・リサーチ)

〈ネット上やSNSからの無断コピペで、資料を作成したことはある?〉


・「無断で使用したことがある」 7.5%
・「無断で使用したことはない(使う際は許可を得ている)」 30.5%
・「ネットやSNSのコンテンツを使って資料を作成したことがない」 62.0%

これは取引先など外部に出す資料に限らず、閲覧者が限られている社内資料での使用や、一部のみ使用したケースも含んでの結果。やってはいけない「無断使用」が7.5%という数字が多いのか少ないのか…皆さんはどう思われるだろうか? 筆者としてはもっと多いような実感をもっていたので、やや意外な気も…。

そしてもうひとつ意外だったのは、公的な統計など有益な情報も多いネット上のコンテンツを、一度も資料に使ったことのない人が6割以上に上ること。回答者の周囲でも、似たような状況なのだろうか? 

〈ネットやSNSからの無断コピペで資料作成する人を見たことはある?〉
・「見たことがある」 13.5%
・「見たことがない」 86.5%

先の質問で「無断で使用したことがある」と答えた人は7.5%だったのに対し、「無断使用している人を見たことがある」人は13.5%と2倍弱に。とはいえ、仕事の資料を作る際、そもそもネットの情報は使わない、必要ではないという人が大多数であることは変わらないようだ。

なお、「見たことがある」人たちに、どんなコンテンツがどのように使われていたのか聞いたところ、以下のようなコメントが寄せられた。

「プレゼン資料にどっかの大学教授の論文からデータをそのまま引用」(34歳)
「ネットに掲載されている数式やデータを使って計算して、計算結果を図面などに反映していた」(36歳)
「ヒューマンエラーに関する記事」(27歳)
「単純に綺麗なものをサンプルに使用していたりする」(29歳)
「会社内の業務改善のパワポで画像を使っていた」(28歳)
「あるイベントの分析をブログにもあげていたら、盗用された」(36歳)

他者の論文、記事、画像など、やはり“無断コピペ”の対象は多岐にわたるよう。もちろん、大半のビジネスマンは、ルールを守ってネット上の情報と付き合っているようですが…。ともあれ、この記事も無断転載禁止ってことで!

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