試着回数は浮気のバロメーター!?

男性からよく、「女のショッピングに付き合うのは大変だ」とぼやく声を耳にする。たしかに、様々なお店を何度となく行き来して、試着を繰り返した末に決断を保留するような行動は、どちらかといえば女性特有のものかもしれない。
即決タイプの筆者からすれば、よくぞそこまで手間をかけられるものだと感心させられると同時に、あちこち連れ回される徒労感に苛まれることもしばしば。正直にいえば、そういうデートよりも、映画を観たりドライブに出かけたりしたいのだが…。
「でも、ショッピングデートだからこそ見えてくるものもありますよ。買い物が終わるのをただ待つのではなく、ぜひ彼女の試着の回数に注目してみてください。それが浮気をするタイプかどうかを判断する、1つのバロメーターになるんです」
そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。そしてこれは女性にかぎらないというのだが…、いったいどういうことだろうか。
「米ウィットワース大学のアラン・マイケルソン氏が、次のようなデータを発表しているんです。マイケルソン氏はショッピング中の18~54歳の男女を対象に、アパレルショップでの試着回数と、浮気願望の有無について調査しました。その結果、試着の回数が多い人ほど、恋人に対して優しく接していない傾向が判明したそうなのです。マイケルソン氏はこの結果について、深層心理下では恋愛に対しても試着と同様の考えが働き、“もっと自分にフィットする相手がいるのではないか”と、他の異性に目移りしてしまうためだと考察しています」
つまり、洋服をとっかえひっかえ試す感覚が、恋愛にも反映されてしまうわけだ。よりよいものを求めるのは向上心があるともいえるが、現状に満足しないあまり、恋人にも厳しくなってしまう。さらに、それが浮気性のあらわれだとすればショッピングデートに退屈を感じている場合ではない。
世の男性は気になる女性の性格をはかるためにも、交際前から積極的に買い物に付き合い、試着回数をそれとなくチェックしておいた方がいいのかも。