女性が平日朝必ずやる準備TOP10

友人の女性と話していたら、「毎朝、身支度に1時間半かけている」と聞き、大変驚いた。これは極端な例だとしても、男の身からすると、出社前にすべき準備が多くて大変そうだなぁ、と思う一方、いったい何にそんなに時間がかかるのだろうか…? と疑問に思ってしまう。きっと、仮に遅刻する可能性があってもやらずには出かけられない朝の「最低限の準備」が、男性と女性では異なるのだろう。そこで、20~30代の独身女性200人に、平日朝寝坊などをして出かけるまで時間がないときに、最低限やらないと出かけられない習慣は何か、アンケートを行った。
〈最低限やりたい平日朝の準備TOP10〉
(14の選択肢からあてはまるものをすべて選択。協力/アイリサーチ)
1位 洗顔をする 54.0%
2位 歯磨きをする 53.0%
3位 寝癖を直す 46.0%
4位 下地(日焼け止め)を塗る 33.5%
5位 眉毛を描く 30.0%
6位 鏡で全身の服装のバランスをチェックする 17.5%
7位 リップを塗る 17.0%
8位 コンタクトをする 16.0%
9位 チークをのせる 9.0%
10位 マスカラを塗る 8.5%
10位 巻髪にするなど髪型をセットする 8.5%
※番外
11位 ネックレスなどアクセサリーをつける 5.5%
それぞれ約半数の人からの票を集めた、「洗顔」「歯磨き」「寝癖を直す」のTOP3は、男性とも変わらない印象。しかし、4位に日焼け対策、5位に眉毛が続くあたりが、女性ならではのこだわりを感じさせる。選択肢のうち1つだけ選ぶとしたらコレ、と思うものについて、選んだ理由を聞いた。
【1位 洗顔をする】
「顔を洗わないと肌に悪いしすっきりしないから」(26歳)
「朝起きて顔を洗わないのは不潔。できれば化粧もしたいが洗顔せずに化粧は汚い」(20歳)
「目やにが付いていて恥ずかしかった」(23歳)
「最低限の身だしなみだと思う」(29歳)
「友達と待ち合わせだったにも関わらず、疲れきっていて寝坊。流石に顔を洗わないと頭が起きた気がしなかったので……。因みに眉毛は移動中のバスの中で描きました」(38歳)
「起き掛けの顔は油が浮いているので、絶対に洗いたいから」(36歳)
【2位 歯磨きをする】
「歯磨きをしないとスッキリしないから、一日が始まった気がしない。口臭が気になって人とも話しにくく有意義な一日を送れなそう」(21歳)
「外に出るということは沢山の人に見られるということだから身だしなみに気を付けることは当然だが、洗顔やメイクをしてなくても何も問題はないと思う。でも外出する以上、誰かと会話することは必然なので歯磨きをし、歯と口の中、つまり息を綺麗にすることは絶対に必要なことだと思う」(23歳)
「口臭は気になるから。化粧や髪のクセは電車やトイレでどうにかなるから」(26歳)
「歯磨きをしないと人と喋る仕事なので臭いと思われたら嫌だから」(22歳)
【3位 寝癖を直す】
「髪の毛が跳ねたままで見苦しいから」(26歳)
「寝癖直さないとすごく恥ずかしい。とはいっても…寝癖は一所懸命直しても直らない… でも…直してしまう… 寝癖をすぐにでも直せる技や商品グッズなどあったら…ありがたい」(34歳)
「顔はマスクをとりあえずしてしまえば、なんとかなるけど…髪だと帽子がかぶれない場合もあるので…どうにもならないものだから」(21歳)
「理由は、髪は遠目からでもよく見える部分だと思ったから」(25歳)
「これが出来ていない人はあまり見かけないので恥ずかしい」(25歳)
【4位 下地(日焼け止め)を塗る】
「日焼けはしたくないから」(39歳)
「ベースだけはあとでどうにもできないので」(35歳)
「駅から会社が遠いので日焼止め無しでは歩けません。だったら遅刻を選んでもいいと思えるくらい、シミになりたくない」(37歳)
「すごく日焼けして、肌の色が濃くなって幻滅でした」(31歳)
「その後にも響くから」(36歳)
【5位 眉毛を描く】
「眉毛が無いと、恐ろしいことになる」(39歳)
「会社で指摘されてとても恥ずかしかった」(38歳)
「マロみたいになりました」(30歳)
「人相が悪くなって機嫌が悪いと思われた」(25歳)
「眉毛だけは書かないと外には出られない。寝坊しても、いつもの三倍速で絶対全て完了させていつも通りの電車に乗るので、やらなかった事はない。寝坊もほとんどした事がない」(39歳)
「眉毛を書き忘れて、同僚に眉ペンを借りた」(39歳)
エチケットとしてやらなければならないことのほかに、「外出先でできるか」「やらないと印象がどれだけ変わるか」の2点が、優先順位づけのポイントのよう。眉毛に寄せられたコメントからは、職場の人に眉毛を描いていないことを気づかれたというエピソードも数多く見られた。6位以下の項目に寄せられたコメントの抜粋は以下の通り。
【6位 鏡で全身の服装のバランスをチェックする】
「鏡で一通り全身をチェックしてからでないと不安です。何か発見出来る事もあるかも知れないですしひと目でもチェックしたいです。今までも遅刻しようになってもそのままチェックせず外に行くという経験はなくひと目チェックしています」(32歳)
「とりあえず着替えだけはするから」(32歳)
「せめて服だけは確認していきたい」(21歳)
【7位 リップを塗る】
「死体みたいだった」(39歳)
「なんとなく」(36歳)
【8位 コンタクトをする】
「コンタクトを入れ忘れた時に何も見えなくて困った」(21歳)
「コンタクトができなければ眼鏡をしなければならず、顔の印象がだいぶ変わってしまうので抵抗がある」(35歳)
「一日中世界がぼやけていた」(34歳)
「コンタクトをしないと生活できないため」(26歳)
「メガネゎ寒いとこから出た時、ラーメン食べる時とかに曇って不便だから」(21歳)
【10位 マスカラを塗る】
「眠そうな顔っぽいので」(38歳)
【10位 巻髪にするなど髪型をセットする】
「髪は隠せないから」(26歳)
コンタクトについて寄せられたコメントは多く、実際見えづらいということのほかに、眼鏡をするのがイヤなため、最低限コンタクトだけはつけるという強い意思を持っている人もいる模様。
時には寝坊してしまうこともある平日の朝。本人も、準備不足は意識しているケースが多いようなので、もし、ランキングに入っていることをやらずに出勤した女性を見かけたら、そっとしておくのがよさそうだ。